こんにちは、私は漫画家のどでんちゃんです。
2019年12月に広告漫画家として独立し、現在は商業漫画家やX(旧Twitter)漫画家として活動しています。
この記事では、広告会社に入社する前から漫画家アシスタントとしての経験がありましたが、雑誌掲載経験がなく、ほぼ実績がない状態から副業を始め、成功に至るまでの経験を共有します。
この記事は、以下のような方々に役立つ内容かと思います。
- フリーランスを目指す会社員
- 独立や副業を考えているクリエイター
- 悩んでいる漫画家志望の方
- アシスタントとしての経験を持つ方
広告会社に入社する前、私は漫画家アシスタントとしての経験がありましたが、雑誌に作品が掲載された経験はほとんどありませんでした。そのため、ほとんど実績のない状態から副業を開始しました。
- クラウドソーシングで仕事を得る: 実績がない状態から始め、クラウドソーシングプラットフォームで仕事を探しました。ここでの経験が実績を積む第一歩となりました。
- デザインスクールに通う: スキルを向上させるためにデザインスクール(she likes)に通いました。専門知識の習得が仕事の品質向上に繋がりました。
- 副業で継続して月20万の収益を出す: 継続的な努力とクライアントとのコミュニケーションを通じて、収益を増やすことに成功しました。
- 独立から営業活動、ツイッターなどで仕事を得る: 独立後、積極的な営業活動やSNS(ツイッター)を活用して仕事を獲得しました。
この経験が、多くの漫画家志望者やクリエイターにとって参考になることを願っています。成功には時間と努力が必要ですが、夢を実現するために取り組む価値があることを示したいと思います。
~クラウドソーシング編~
広告会社に入社してからわずか1か月で、初めての副業としてイラストや漫画制作を始めました。最初のステップとして、クラウドソーシングプラットフォーム(例: ランサーズやクラウドワークス)を活用しました。
クラウドソーシングの仕事について、「安い」「割に合わない」という一般的な見解と異なり、私は異なる視点から考えています。クラウドソーシングにはいくつかの側面があり、それだけで評価するのは難しいです。むしろ、「それだけではない」と言えるでしょう。
確かに、クラウドソーシングにはシステム利用料がかかり、コンペ形式の仕事では自分の作品が選ばれないこともあります。しかし、クラウドソーシングを積極的に活用すれば、漫画1ページに5万円といった魅力的な案件を見つけることも可能です。また、コンペで選ばれることで、自信を持つ機会にもなります。
「実績があまりない」「駆け出しのクリエイター」にとっては、副業を始める最適な場所であると考えています。最初はコンペ形式の仕事を受けて、実績を積み重ね、プロジェクト形式の仕事に応募するのが良い戦略だと思います。
クラウドソーシングは、自分のスキルを試し、成長し、新しい機会を見つける場でもあります。そのため、クラウドソーシングを適切に活用することで、キャリアを築く一助となることでしょう。
~デザインスクール編~
クラウドソーシングでお金を稼ぎつつ、稼いだお金でデザインスクールである『she likes』に通いました。
(当時はチケット制で10万円10チケットでしたが現在サブスク制になったみたいです)
広告会社でデザインに携わる機会が多かったことと、すでに漫画LP事業を始めたいという強い意欲があったため、2か月間にわたりデザインやコーディングを学びました。その結果、未熟ではありますが、LPやバナーを一人で制作できるスキルを身につけることができました。
~継続案件編~
クラウドソーシングでは、継続的に仕事を提供できるスキルを持つクリエイターが求められています。通常、企業からのプロジェクト募集が多いですが、いくつかのコンペで実績を積んだ後は、継続的な仕事を提供してくれるクライアントのプロジェクトに提案することができます。そして、採用されれば安定した収入を得ることができます。
私自身は、2つの継続的な案件といくつかのプロジェクト形式の単発仕事を同時にこなし、月に20万から25万円を3か月連続で稼ぐことができたタイミングで、会社を辞めて独立しました。
~独立、営業編~
2019年12月に独立後、続くと思っていた継続案件が急に減ったり、急になくなったりとハプニングにも合いましたが現在は自分の営業でいただいた企業案件のみで生活できている状態です。(2023年現在は商業およびSNS漫画などで生計をたてています。)
☆独立後やったこと①…営業用ツールの作成☆
名刺、漫画LP、営業資料を作成しました。
名刺によってどういう人なのか印象づけることができ、
LP、(及びポートフォリオ)によってどのようなものが作成できるのかを実際に見せることができ
営業資料があることで漫画広告を使う意味や漫画広告の使い道を視覚的にお伝えできていると感じています。
☆独立後やったこと②…マーケティングイベントに通う☆
知り合いの勧めで独立する前にも、定期的にマーケティングイベントに参加し始めていました。独立後も、毎週のようにマーケティングイベントに通いました。月に5から8回ほどの頻度で通ったと思います。
マーケティングイベントに参加すると、マーケターの方々とつながることができるだけでなく、仕事を得る機会が増えるだけでなく、最新のマーケティング手法やトレンドを学ぶ機会としても非常に有益でした。クリエイターとしての視野を広げ、新しいアプローチを取り入れたい場合にも、マーケティングイベントは大変役立つ場所です。
一般的に、クリエイターは自身の専門分野に特化したイベントに参加することが多いですが、仕事を探したり、異なる視点を得たりしたい場合には、マーケティングイベントを強くお勧めします。マーケティングイベントを見つけるには、peatixというイベントサービスのカテゴリー検索から[マーケティング/セールス]を選択して検索するか、Facebookのイベントページから探すのが効果的です。
す。
確かに、マーケティングイベントに参加する際には、何でもかんでも参加するのではなく、いくつかのイベントを試しに参加してみることが大切です。実際の参加経験を通じて、以下のような区別をつけることができるようになります。
- 学びが多いイベント: 専門知識や実務のスキルを向上させる機会が提供され、有益な情報が共有される場。
- 仕事に結びつきそうなイベント: 業界関係者やクライアントとのコネクションを築く機会があり、仕事の機会が生まれる場。
- 開催者の営業の意味合いで開かれていて学びが少ないイベント: 実質的な学びやコネクションの提供が少なく、主に営業のために開催されている場。
- 開催者の集金が目的のイベント: 参加費やその他の費用が高額で、実質的な価値を提供していない場。
一度も行かずに判断するのは難しいため、数回参加してみて、どのイベントが自分にとって有益であるかを見極めるのが良い方法です。このような経験を通じて、時間や労力を無駄にすることなく、自身のキャリアやビジネスに貢献できるイベントを見つけることができます。
イベントでの学びや、扱った商品を漫画や作品にして発信する際に、主催者に気づいてもらい、さらに拡散してもらうことは非常に重要です。特に、@を使って主催者にメンションを送ることで、協力的な関係を築き、相互にメリットを享受できる可能性が高まります。フォロワー数が少なくても、この方法を活用することで、作品やコンテンツを多くの人に届け、仕事の機会を得ることができます。これは漫画だけでなく、イラストやデザインなどのクリエイティブな分野でも応用可能な発信方法です。
また、この方法はイベントや商品の告知にもなり、双方にメリットが生まれる点が魅力的です。主催者は自身のイベントや商品が注目され、参加者や顧客の獲得に貢献することが期待できます。同時に、クリエイターは自身の作品をプロモーションする機会を得ることができます。
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以上が副業をはじめ、開業、そして今に至るまでにやったことのすべてになります。
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